神様の、お言葉は短く、初めての方には理解し難い所は、カッコ（補足）にて補足、注釈を書き足しました。

　「先祖供養で運気が？」

何をしても、物事が上手く運ばぬと悩む、中年の男性が、お伺いに見えました。

相談者

「家族のことで、悩みがあります。

　運気を上げるのに、一番良いことは、先祖の供養だと書かれた本がありました。

　その本を見て、今まで色々な、先祖の供養を致して来ましたが、解決に至っておりません。

　他にも供養する仏がおるのでしょうか？」

御大師様

「今生を離れし者の事において、様々と、　その真のような教え方を致し（致す者が　おる）。

己（その者）は何も知らぬ上、ただただ　人間が（信じ込みやすいように）、一番、生きている者  に（とって）、心を動かす言葉を　使い、金儲けの為に、様々なる事を致す。

それを、またしっかりと致した信心を　致しておれば、そのような事を書いた書物、また、宗教などに惑わされることはない。

己が、真に強く願う信仰を致し、そして信心　を致す、（そのような）心を持つこと。

それにより、何が真か、全てが解る。

この者(相談者)は、あまりにも家の中が　複雑すぎて、どうにか致そうと、懸命なるも　(解決できずにいた)。

すぐに、この大師の元へと向かわば、良いものを、（先祖供養をすることによって）開運などと、そのような欲を持つ心が、己をより苦しめる方向へと(導いた)。

この世（で起こる悩み）は、この世で（解決　せねばなるまい）。

人間とは、この世から離れし、御仏界へ　行き、成仏いたす事により、亡き仏は、　様々なる御仏の元を通りて、我の今世で犯した

罪によるものを、洗い流し行くもの。

今生に降りた(誕生)を受け、その後に、どのような事が　あろうとも、それは、今生を離れ、御仏界へと、足を入れた時より、全ては己の行うて来たことを、洗い流す　行へと進む。

 そのように、良き方へ　良き方へと(御仏界で)　手を導かれて行く者(亡き仏)に　何で生きた人間が、己の事を願うことがで　きる？　

（次の世で)また、良きとなる行を致して　おる者に、我が苦しいと申して、亡くなりし　者に願うても、運なぞは開けず。

欲などは、持たぬが良い。

（欲を)持つことにより、己が次に今生を　離れた時に、苦しむ身となる。

どこそこの墓に、身を　置いておると申しても、　亡くなりし者が成仏いたすは、同じゅう事。

じゃによって、そのような諸々の事に、　心、動かされず、ただただ我と縁のあった　者、それに対し、良き御仏の元へ、参られるよう、供養を致す　ことのみじゃ。

 この世は、様々な人間がおり、そうして　一人一人、違うこと申す。

 じゃが己が、しかとした信心に身を置けば、　そのような者に、惑わされる事はあり得ぬ。

　先祖供養を致しても、その家が栄える　などと申すこと、決して起こらぬ。

栄える為には、己が今生にて、良き信心を　致し、良き心を持ち、努力いたす事により、　神様よ りのご守護により、救われる事じゃ。

迷わず、しかと心に留め、信心とは何か、　天心学院の元へ参り、教えを乞うことじゃ」

 私達は有難いことに、あの世のことを、神様から、御大師様から、教えていただくことができます。

　供養をして、早く成仏できるようにと願い、手助けをすることが、生きている人間の在り方です。

　揉め事や、悩みで苦しんでいるのならば、強い信仰心を持って、神様に願うことが最善です。

天心学院「たより」より

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　　　　　　神様、御仏様よりのお言葉

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